福祉の現場で「上に立つべき人」について(鹿児島のグループホーム)

福祉の仕事は、人の人生に関わる分だけ、
数字や肩書きでは測れない判断が求められます。
だからこそ、現場を率いる人には役職以上の人間力が必要です。

たとえば――

  • 利用者さんやスタッフの小さな声にも耳を澄ませられる人
  • 「ありがとう」と「ごめんなさい」を同じ重さで口にできる人
  • 失敗や課題を共有し、みんなで成長できる空気をつくれる人
  • 机上の理想ではなく、現場の“今”を見て決断できる人

こうした姿勢がある人こそ、肩書きがなくても自然と人がついていきます。


反対に、“立場だけが上”の人がもたらすもの

一方で、椅子の高さだけが上という場合、
現場にはゆっくりと疲労が広がります。
たとえば――

  • 「昔はこうだった」と過去の経験だけで現在を裁く人
  • 現場を知らないまま数字や制度の言葉だけが先に走る人
  • 「みんなのため」と言いながら、実は自分の評価のために動いている人
  • 指示は細かくても責任の行き先がぼやけている人

こうした空気は、福祉の現場が大切にする“人”を
少しずつ置き去りにしてしまいます。


誰が上に立つべきかを決めるのは

福祉の現場は、人の心に敏感なスタッフが集まる場所。
名札や役職よりも、
「この人がいると安心する」
「この人と一緒なら変えられる」
――その感覚こそが、本当のリーダーを教えてくれます。


役職は会社が与えるもの。
でも、信頼は現場がそっと渡すもの。
その違いに気づける人だけが、
本当の意味で“上に立つ”ことができるのかもしれません。(文・構成:田中)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次