
スターチスの写真を利用者様から頂きました。
ドライフラワーにしても色あせにくく、季節が移ろってもほとんど形を変えずに咲き続けるその姿は、派手さこそないけれど、確かな存在感を放っています。
福祉の現場にいると、日々いろんなことが起きます。
利用者さんの体調や心の変化、制度の改定、スタッフの入れ替わり…。
目まぐるしく動く毎日の中で、私たちが一番守りたいものは何でしょうか。
スターチスの花言葉のひとつに「変わらぬ心」というものがあります。
これは、誰かを支え続ける福祉の仕事にとって、とても大切な姿勢だと思うのです。
相手が変わっても、環境が変わっても、「人を人として尊重する」という基本だけは変えない。
その軸があるからこそ、揺れ動く現場でも利用者さんに安心を届けることができる。
一方で、ただ“変わらない”ことと、“固まってしまう”ことは違います。
スターチスは乾いても美しいけれど、花屋で見たときの瑞々しさとはまた別の表情を見せてくれる。
私たちも同じ。変わらぬ心を持ちながらも、状況に合わせて自分を少しずつ柔らかく変えていく。
そのバランスが、福祉に関わる人に求められる力ではないでしょうか。
今日も机の上のスターチスを眺めながら、
「変わらない大切さ」と「変わる勇気」、その両方を胸に刻んで現場に向かいます。
(写真:ご利用者様・文/構成:田中)


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