リサイクルの日(鹿児島市のグループホーム)

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はじめに

近年ごみ分別等の分類が多くなり、ごみを捨てるのも一仕事になりつつあります。
分別する理由としては、当然燃えるか燃えないかなどもありますが、細かく分類しているのはその中にリサイクルできるものがあるからです。
でも面倒くさくてちょっとくらいいいかなと分別を怠ったりすることもしばしば・・・。
今日は「リサイクルの日」ということなのでリサイクルのお話をします。

リサイクルの日とは

1990年、リサイクル関係のNPOによって10月20日が「リサイクルの日」と制定されました。
その後、通産省を中心とした関係8省庁が毎年10月を「リデュース・リユース・リサイクル推進月間」(3R推進月間)と定めました。
3R月間の印象が強すぎて、「リサイクルの日」の印象が薄くなっているのが昨今の現実ではあります。
そもそもなぜ10月20日が「リサイクルの日」と命名されたのか。
それは「ひとまわり(10)ふたまわり(20)」の語呂合わせからということですが、説明なしでぱっと理解するのは難しいでしょう。

リサイクルの日の意味

大量生産や大量消費、急速な工業化といった高度経済成長時代を迎え、ごみ処理や産業廃棄物の問題が顕在化したことにより、有毒廃棄物による公害が深刻な社会問題として取り上げられました。
この対策として、1970年に廃棄物処理法が制定され、排出事業者に処理が義務付けられました。
また、1974年にリサイクル運動市民の会が発足
ここから「リサイクル」という言葉が広く浸透することになりました。
その後、バブル期には、生産・消費がさらに拡大し、増加する廃棄物の種類も大型家電やペットボトルなどに広がり、廃棄物の最終処分場不足が言われ始めましたが、有効な対策もなく、事態は深刻化していきました。
1991年、政府は資源の消費を抑え、環境汚染を低減するために廃棄物処理法を改定して「循環型社会」を目指すとし、国民にも広く協力を求めているのが現状です。

リサイクルからリユースへ

リサイクルでは資源消費を抑制できますが、再利用のためには洗浄や分解といった工程が必要になるため、思っているよりコストがかかってしまうのでそれほど安価にはならないのが現実です。
リサイクル品は中古に近いというイメージが強いようで、資源節約よりもつい値段に気を取られてしまい、思うように売れないようです。
また、プラスチックを溶かして再生するには、燃料として石油を消費することにもなるので、製品の種類によってはリサイクルにも疑問を持つ人もいて、リユースが重視されるようになってきています。
リユースが広く浸透しつつあるというのは、ヤフオクやメルカリの急成長からも見て取れます。

最後に

生活を便利にしたいという思いから作り出されるものが増えると同時に様々なリサイクル法が施工されてきました。
生活は便利になるけれど、便利や快適を享受するには廃棄にかかわる義務を負うことだということを忘れないようにしたいですね。

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