目次
はじめに
5月も中旬に入り、少しずつ気温も上昇してきました。
鹿児島は日本の南に位置しているので、国内では沖縄に続き早く夏がやってきます。
夏といえばみなさんは何を思い出しますか?
海水浴、夏祭り、甲子園、お盆、ビアガーデンなど様々なイベントで街中が活気づく季節です。
楽しいこともたくさんありますが、暑さで冷たいものを大量に摂取することで夏バテを引き起こすことも多いです。
今回はどうやったら夏バテ防止に役立つアイデアをご紹介します。
夏バテとは?
夏バテとは、夏時期の高温多湿に体が順応できず起こる体調不良の総称です。
脱水・栄養不足・自律神経の乱れなどが原因です。
春や秋・冬に比べ、夏は非常に汗をかきやすく、水分を普段以上に摂取しないと脱水を起こしてしまいます。
少しの脱水でもめまいや動悸がしたり、意識がもうろうとすることもあります。
また、気候が暑いと冷たいものを摂取しがちで、冷たいものばかりを摂っていると栄養不足になりやすいです。
そして、室内ではエアコンをつけて快適に過ごせますが、外に出たとたんに蒸し暑さに襲われ、その寒暖差や、暑さでなかなか眠れず睡眠不足になったりと、自律神経が乱れてしまうことも原因になります。
夏バテになりやすい人
- 夜更かしをすることが多いと、自律神経のバランスが崩れてしまい、その結果睡眠の質に影響が出て疲労回復がしづらくなります。
- エアコンの温度を低く設定していると外との行き来で急激な温度の変化が1日の中で何度も繰り返されるため、自律神経が乱れてしまい疲労感が出てしまいます。
- 入浴をシャワーだけで済ます人は睡眠の質が下がってしまう可能性があります。人は体温が下がることで自然に眠くなります。湯船につかることで体の内側から体温が上昇し、浴室から出るとゆっくりと体温が下降していき、その流れで質のよい睡眠を取りやすくなります。
- 睡眠不足は夏に限らず、1年中を通して自律神経の乱れにつながります。
- 運動することで自律神経が整い、睡眠の質を上げることができるので、運動不足になると自律神経が乱れ、睡眠の質を低下させ、疲れやすさが出るために夏バテの原因になります。
- 冷たい飲み物ばかり摂取していると、胃腸の働きを鈍らせ、食欲低下や消化不良を引き起こします。
- 暑さで食欲が落ちると冷たい麵類などの食事が増えてしまい、疲労回復に必要な栄養が不足していき、疲れやすくなります。
夏バテを防止する方法
- 自律神経を整えるために生活リズムを整えましょう。
- 室内外の寒暖差で自律神経が乱れてしまいます。自律神経は汗の量を調整することで体温調節をしています。急激な温度変化を1日に何度も受けると体温調節のための神経が過剰に働いてしまうため、疲れやすくなります。冷房を使用する際は、外との温度差が極端に大きくならないように調整しましょう。
- 暑いときは、ついシャワーで入浴は済ませてしまうかもしれませんが、就寝1時間前くらいに湯船につかると、眠るころには体温がほどよく下がって眠気を誘い、睡眠の質も上がります。40度くらいのお湯に10分程度入浴することで、眠るために最適な体温の変化を促すことができます。
- 自律神経を整え、疲労を溜めないためには規則正しくじゅうぶんな睡眠を取る必要があります。睡眠不足は、自律神経の一つである交感神経の活動を活発にしてしまうので、自律神経のバランスが乱れます。できるだけ睡眠はしっかりとるようにしましょう。
- 夏になると活動量や食欲の低下などで体力が落ちやすくなります。適度な運動を生活に取り入れることで体力維持を目指しましょう。
- 熱中症予防のためにも、こまめな水分補給を心がけましょう。お茶や水だけだとミネラル補給がしづらいので、一緒に塩分を摂る、または経口補水液での水分補給をするといいでしょう。
- 疲れにくくなるためには、栄養バランスの良い食事を摂りましょう。疲労回復に必要な糖質を適度に摂ったうえで、たんぱく質・ミネラル・ビタミンもしっかり摂ることが大切です。
おわりに
これから夏に向けてどんどん気温も高くなり、熱中症や夏バテなど体調を崩しやすくなります。
生活の中で改善できる部分や日常の中に取り入れられることを見つけて今年の夏を乗り切りましょう。
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