試着の時間(鹿児島市のグループホーム)

先日久しぶりに服を買いに行ってきた。

服を買いに行くと避けられないのが試着問題

自分の試着と、人の試着に付き合うパターンと両方あるけれど、まず、1人で洋服屋さんに入るのが憂鬱

高校生の頃、緊張しながらも少し背伸びして服を試着したとき、セレクトショップの店員さんに「なしじゃないっすね」と言われて以来、試着恐怖症が治らない。

ただ、お店には、試着室という個室の聖域が。

ここは、ショップの中で唯一の安全地帯であり、即席のマイルームでもある。

本当の理想は、自宅に一度服を持ち帰って、部屋の鏡で、コーディネートを何パターンか試して、友達5〜6人に見てもらうことだけど、試着室の中は、自分のイマジネーション次第で、それに近い環境に持っていける。

ただ、個室が狭くて鏡までの距離が近すぎたり、ズボンをはいたものの合わせるスニーカーが外にあるとき、扉を開け、何が起きるかわからない大海原に飛び出さなければ行けない。

そして、ひとたび外に出るとサメのごとき嗅覚(褒め言葉)を持った店員さんが寄ってくる。

その瞬間、鏡をじっくり見ている自分を、じっくり見る店員さんという構図になり、視線に耐えられず本当に判断したい時間の10分の1くらいの時間で鏡チェックを切り上げたりする。

あとは、鏡に全身が映らず、後ろに下がっていたら、いつの間にか別のカップルが僕と鏡の前に割り込んできて、僕の存在に気がつかず、盛り上がってしまう”鏡泥棒”という事故もたまに起こる。

季節外れの格好で店内をウロウロするハメに。

僕はただ、鏡でゆっくり全身を見たいだけで、知りたいのは”普通に”似合っているかどうかなんだけど。

服を買う限りつきまとう試着問題。

これからもうまく向き合っていこう

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