
最近、「仕事にやる気が出ない」と感じていませんか?
朝起きるのがつらい。働いていても意味が見えない──そんな時期は誰にでもあります。
でも、やる気が出ないのは、怠けているからじゃない。
自分の仕事の“価値”が見えなくなっているだけかもしれません。
仕事にやる気が出ないのはなぜ?
「なんでこんなにやる気が出ないんだろう?」
そう感じるとき、私たちはつい「自分が怠けているからだ」「甘えているのかも」と自分を責めてしまいます。
でも、本当の原因はもっとシンプルで、もっと人間らしいものかもしれません。
たとえば、こんな理由に心当たりはないでしょうか?
- 頑張っても評価されない
- 成果が見えにくい
- 毎日が同じことの繰り返し
- 自分の仕事が、誰かの役に立っている実感がない
仕事に“やりがい”や“意味”を感じられない状態が続くと、人は自然とやる気を失っていきます。
それはあなたの性格のせいではありません。「自分の仕事の価値」が見えにくくなっているだけなんです。
仕事とは「価値を生むこと」という視点
そもそも、「仕事って何のためにあるんだろう?」と考えたことはありますか?
給料をもらうため? 生活のため?
もちろんそれも大事な理由です。
でも、もっと根本的に言えば──「誰かにとっての価値を生むこと」だと思います。
たとえば…
- コンビニの店員さんは、お客さんの「今ほしいもの」をすぐに手に入れられる価値を提供しています
- 工場で製品をつくる人は、見えない誰かの暮らしを支える価値をつくっています
- 事務職の人は、チームがスムーズに動くための土台を整えています
派手じゃなくても、直接「ありがとう」と言われなくても、
あなたの仕事は確かに誰かの役に立っている。
それが「価値を生む」ということなんです。
終わりに
福祉の仕事は、数字や劇的な成果で評価されにくい仕事です。
だからこそ「自分の仕事に価値があるのか」と悩むことも多いでしょう。
しかも多くの現場で、給料が最低賃金に近いという厳しい現実があります。
生活が苦しい中で頑張るのは簡単ではありません。
それでも、利用者さんがほほ笑んだり、感謝の言葉を言った瞬間に確かな価値が生まれています。
その小さな一歩が、その人の人生を前に進めているのです。
仕事の価値を感じられる社会には、給料や働く環境の改善も欠かせません。
誰もが安心して働ける環境があってこそ、本当の意味で価値を実感できるのです。
「やる気がない」と感じるその奥に、まだ見えていない価値が眠っているかもしれません。
その価値に気づけたとき、少しだけ働く理由が変わるかもしれません。


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