
「もう疲れた…」「どうして自分ばっかり…」
毎日、仕事や人間関係でストレスを感じていませんか?
実は、そのストレスをただやり過ごすのではなく、心の力に変える方法があります。それが、「レジリエンス(精神的回復力)」です。
レジリエンスは、生まれつきのものではなく、誰でも鍛えることができる心の筋肉のようなもの。今回は、今日からできる簡単な「心の筋トレ」方法を3つご紹介します。
1. ストレスの正体を見つける「ストレスログ」
漠然としたストレスに悩んでいませんか? 原因がわからないと、どう対処していいか分かりませんよね。
そんなときは、「ストレスログ」をつけてみましょう。
ノートやスマホに、ストレスを感じた出来事を簡単に記録するだけです。
【記録する内容】
- 何があったか:例)上司から急な資料修正を頼まれた
- どう感じたか:例)イライラ、焦り
- 体の反応は:例)肩が凝る、呼吸が浅くなる
このように書き出すことで、何が自分にとってストレスの引き金になっているのかを客観的に把握できます。ストレスの正体が分かれば、対処法も自ずと見えてきます。
2. ポジティブな視点を持つ「3つの感謝」
辛い出来事があると、どうしてもネガティブなことにばかり目がいきがちです。
そんな時でも、意識的に「感謝できること」を3つ見つけてみましょう。どんなに小さなことでも構いません。
- 朝、美味しいコーヒーを飲めたこと
- 友人が話を聞いてくれたこと
- 天気が良くて、気持ちが良かったこと
この習慣を続けることで、心の焦点をネガティブからポジティブなものへと変える練習ができます。
3. 失敗を成長に変える「リフレーミング」
失敗した時、「どうして自分はダメなんだろう…」と自分を責めていませんか?
その思考パターンを、「リフレーミング」という方法で変えることができます。
【リフレーミングの例】
- 「プレゼンで資料のミスを見つけてしまった」
- リフレーミング後:「次のプレゼンでは、ダブルチェックの時間を確保しようという学びを得た」
このように、起きてしまった出来事を別の視点から捉え直すことで、失敗は単なる挫折ではなく、未来の自分を成長させるための貴重な経験に変わります。
まとめ|小さな習慣が大きな力に
レジリエンスは、日々の小さな習慣の積み重ねで育まれます。
「ストレスログ」「3つの感謝」「リフレーミング」は、心の筋トレです。今日からできることを一つでも取り入れて、ストレスを乗り越えるしなやかな心を育てていきましょう。


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