こんにちは!今日は、街中でよく見かける“あの不思議”について掘り下げてみたいと思います。
電線の上にちょこんととまるスズメたち。「あれ?電気が流れてるはずなのに感電しないの?」と疑問に思ったことはありませんか?
結論から言うと、ちゃんとした理由があるから安全にとまれているんです。

目次
⚡電気が流れる条件とは?
まず、電気が流れるためには次のような条件が必要です:
- 電位差(電圧の差)があること
- 導体(電気を通す物)がその差をつないでいること
つまり、電気は“高いところから低いところ”へ流れる性質があります。水が高いところから低いところへ流れるのと同じですね。
🐦スズメは「電位差」に関わっていない
スズメは通常、1本の電線に両足でとまっているだけです。
これがなぜ安全なのかというと、その電線の中ではどの部分も同じ電位になっていて、スズメの体内に電気を流すための「差」がないからです。
つまり
スズメの体は電気の通り道にならない!
電気が「流れない」=「感電しない」というわけですね。
⚠では、なぜ人は感電するの?
もし人間が電線に触れるとしたら、次のようなシチュエーションが問題になります:
- 片手で電線、もう片手で地面や別の電線に触れる
- 地面と接している状態で電線に触る
このような場合、体が電気の通り道になってしまい、電気が流れて感電してしまいます。
🪶ちなみに…スズメも危険なことがある?
実は、スズメでも2本の異なる電線に同時に触れてしまった場合などは感電する可能性があります。
なので、すべてが100%安全というわけではないんです。
✨まとめ
- 電気は電位差があるときに流れる
- スズメは1本の電線だけにとまっているので、電位差がなく電気は流れない
- 人間が感電するのは、地面や別の電位に触れることで体が“回路”になってしまうから
次に電線の上にスズメを見かけたら、ちょっとだけ物理の知識を思い出して、彼らのバランス力と自然の不思議に感心してみてくださいね😊
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