
「会話はキャッチボールであって、ドッジボールじゃない。」
これは最近、ふと心に残った言葉だ。
誰かと話すとき、自分は「ちゃんとキャッチボールできているかな?」と考えるきっかけになった。
ドッジボールみたいな会話、してない?
ドッジボールは相手にボールをぶつけて勝つスポーツだ。
でも会話でそれをやってしまうと、相手はどうなるか?
例えば、
- 相手の話をさえぎって自分の話を押し通す
- 「でもさ」「それは違うよ」と否定から入る
- 話を聞くふりをして、実は次に自分が何を言うかだけ考えている
これ、ぜんぶドッジボールみたいな会話だ。
自分が言いたいことを投げつける。
相手の話は受け止めず、よけるか打ち返す。
そんなやりとりが続くと、会話は楽しいどころか、疲れてしまう。
キャッチボールのような会話をしよう
キャッチボールは、お互いに相手が取りやすいようにボールを投げ合う。
「相手に届けたい」「受け取ってもらいたい」っていう気持ちがある。
会話も同じだと思う。
- 相手の話を「うんうん」とちゃんと受け止める
- 少しだけ沈黙しても、考えてから言葉を返す
- 違う意見でも「なるほどね、そういう考えもあるよね」と認める
こういう会話ができると、安心できるし、信頼関係も深まっていく。
聞くことは、思いやり
「話す」よりも「聞く」ことのほうが難しい。
でも、本当のコミュニケーションって、聞く力が鍵になる。
会話って、勝ち負けじゃない。
どちらかが正しくて、どちらかが間違ってるわけでもない。
ただ、お互いの言葉を「受け取り合う」こと。
それができるだけで、関係はまったく違ってくる。
会話の途中で、「今、自分はキャッチボールできてるかな?」って、少しだけ立ち止まってみよう。
その一瞬が、相手との距離をぐっと近づけてくれるかもしれない。(文/構成:田中)
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