倫理観ってなんだろう?〜誰にも見えない“心のコンパス”〜

こんにちは。今日はちょっと真面目なテーマ、「倫理観」について書いてみようと思います。

最近、「それってどうなの?」と思うようなニュースやSNSの炎上をよく目にします。誰かを傷つける言葉、ズルをして得をしようとする行動…。そんなとき、ふと思うんです。「倫理観」って、今どれくらい大事にされているんだろう?と。


◆ 倫理観は、“正しさ”ではなく“誠実さ”

倫理観というと、「正しいことをする力」と思われがちですが、私は少し違うと感じています。
それは、「誠実であろうとする心の姿勢」なんじゃないかな、と。

たとえば、ルールに書いていなくても、「この行動って人を傷つけないかな?」「誰かが困るかもしれないな」と想像すること。
その小さな思いやりの積み重ねが、倫理観の本質だと思うんです。


◆ “法に触れなければOK”は、本当にOK?

「法律に違反してるわけじゃないから問題ないでしょ?」
そう言う人もいます。でも、法律はあくまで“最低限のルール”にすぎません。

たとえば、誰かの秘密を勝手に話したり、グレーゾーンな不正を行ったり、他人を不安にさせるような言動をしたり。
それは法律には触れないかもしれないけれど、相手の心を傷つける行動です。

“法に触れなければ何をしてもいい”という考えは、他人との信頼やつながりを壊しかねない。
社会の中で生きる私たちにとって、「思いやり」や「良識」もまた、大事な“見えないルール”なのではないでしょうか。


◆ “バレなければいい”は、もう古い

便利な世の中になって、顔も名前も知らない相手と簡単に繋がれるようになりました。
でもその反面、匿名性を盾に心ない言葉を投げつけたり、自分さえ得すればいいと考える人も増えているように思います。

でも本当は、“バレなければいい”じゃなくて、“誰にも見られていなくても正しくあろうとする”ことが、人としての強さなんだと思います。


◆ 自分に問いかける時間を持とう

私も、完璧な人間ではありません。
でも、何か行動を起こす前に、「これは自分がされて嫌なことじゃないか?」と、ほんの数秒でも考えるようにしています。

倫理観は、生まれつきのものじゃなくて、日々の中で少しずつ育てていくもの。
そして、誰かに教えられるものではなく、自分の中で耕していくものだと思うのです。


最後に。

倫理観を持って生きるって、損をすることもあるかもしれません。
でも、その“損”は、長い目で見れば、きっと大きな“信頼”という形で返ってくる。
私は、そう信じていたいです。

今日も、自分の“心のコンパス”を少しだけ見つめ直してみませんか?(文/構成:田中)

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