項目
- 脂質=悪者?実はそんなことない
- 基本的な役割
- 不足するとどうなる?
- 健康にいい脂質とは?
- 上手に摂取して健康な毎日を
脂質=悪者?実はそんなことない
脂質を摂取すると太るよね…
脂質は体に悪いよね…
というイメージが強いかもしれませんが、実は脂質は私たちの体にとって必要不可欠な栄養素です。
脂質は、エネルギー源としてだけでなく、体の構造や機能をサポートする重要な役割を果たします。今回のブログでは、脂質の役割や、おすすめの脂質の取り方についてご紹介します。
基本的な役割
脂質は”太る元”ではなく私たちの健康にとって重要な働きをしてくれます。
脂質の基本的な役割として、
ホルモンの生成:ホルモンは体のさまざまな機能を調整します。脂質はホルモンの基となる成分を作るため、ホルモンバランスを保つためにも必要です。
細胞膜の構成要素:脂質は私たちの細胞膜を作る重要な成分です。細胞が正常に機能するためには、脂質が欠かせません。
脳の健康:脳の約60%は脂質でできており、特にオメガ3脂肪酸(DHA、EPA)は脳の機能や健康に欠かせません。認知症予防にも重要な役割を果たします。
エネルギー源:脂質は高エネルギー栄養素で、1gあたり9kcalと非常に効率的にエネルギーを供給します。特に長時間のエネルギー供給が必要な時に活躍します。
不足するとどうなる?
脂質を摂取しないと、体に悪影響を及ぼすことがあります。
具体的には、
エネルギー不足:脂質は効率的なエネルギー源であり、これが不足するとエネルギーが不足して、体力が低下したり、疲れやすくなったりします。
肌や髪の乾燥:脂質は皮膚を保護し、潤いを保つ役割があります。脂質が不足すると、乾燥肌や髪のパサつきが目立つようになることがあります。
認知機能の低下:特にオメガ3脂肪酸が不足すると、認知症や記憶力低下が進行するリスクがあります。
免疫力の低下:脂質は免疫システムにも関与しており、不足すると免疫力が低下しやすくなります。
健康にいい脂質とは?
脂質には健康にいいものと悪いものがありますが、いったいどんな資質を摂取すればよいのでしょう?
健康にいい脂質として以下のものが挙げられます。
オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)
オメガ3脂肪酸は、主に青魚(サバ、アジ、サンマなど)に含まれています。これらは心臓や脳の健康に良い影響を与え、特に認知機能や認知症予防に重要です。
オリーブオイル(モノ不飽和脂肪酸)
オリーブオイルは、心臓病予防や血管の健康維持に役立つ脂質です。また、抗炎症作用もあり、健康的な食事に取り入れやすい油です。
アボカドやナッツ(植物性脂肪)
アボカドやナッツ(アーモンド、クルミなど)は、良質な植物性脂肪を含み、コレステロール管理に役立ちます。また、ナッツには抗酸化作用があり、体内の炎症を抑える働きもあります。
脂質を上手に摂取して健康な毎日を
脂質は必ずしも悪者ではありません。
健康に良い脂質を適切な量で摂取することが、健康を保つために重要です。
とは言うものの….
そのような健康に良い脂質をスーパーでいざ購入しようと思うと、なかなかいい値段します(笑)
なのでバターやラード、トランス脂肪酸などの脂質を摂取する際は、量には注意して摂取するようにしましょう。
文/構成 工藤
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