
(当GHの利用者様が撮影して下さった写真です)
2025年の春も終わろうとしている。
なんてことない日々の中にも、ちゃんと春があった。
朝、通勤電車に揺られて見た桜並木。
風に揺れる花びらが車窓越しにふわっと流れて、
一瞬だけ現実がぼやけた。
あの景色、たぶん一生覚えてる。
お昼休み、ベンチで食べたコンビニおにぎり。
ただの鮭だったけど、
やたら美味しく感じたのは、春の魔法だと思う。
帰宅時、制服姿の高校生たちの笑い声。
あぁ、なんか、こういうの、いいなって思った。
自分の春もどこかにあったはずで、
忘れたふりをしてただけかもしれない。
それでも、ちゃんと春は来て、
ちゃんと心を揺らしてくれた。
今年の春も、ちょっと疲れて、ちょっと笑って、
それなりに悪くなかった。
2025年の春、ありがとう。
来年も、できればまた、いい春であってほしいな。
(文/構成:田中)
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