コンクリート舗装の道路の下ってどうなってるの?【鹿児島市のグループホーム】

現在道路の陥没事故で日本中が注目し、運転手さんの無事を祈っていることと思います。老朽化の問題等は専門家の方にお任せするとして、普段何気なく歩いたり車で通ったりしているコンクリート舗装の道路。その下がどうなっているのか考えたことはありますか? 実は、私たちが目にするコンクリートの下には、道路を支えるためのしっかりとした構造が隠れています。

目次

1. 表層(舗装部分)

まず、一番上にあるのが「表層」。これが私たちが普段目にする部分で、コンクリートが使われています。耐久性が高く、車や歩行者の負荷に耐えられるように設計されています。鉄筋を入れて強化されたもの(鉄筋コンクリート)や、鉄筋なしの無筋コンクリートが使われることが一般的です。

2. 基層(ベース)

その下には「基層」と呼ばれる部分があります。これは、表層を支える役割を持ち、砕石(細かく砕いた石)やアスファルトなどが使われます。基層があることで、コンクリート舗装の耐久性が向上し、重い車両が通ってもひび割れしにくくなります。

3. 路盤(サブベース)

さらにその下には「路盤」という層があります。ここも砕石や砂利などで構成されていて、地盤を安定させるための重要な役割を果たします。路盤がしっかりしていないと、道路が沈んだり、ひび割れたりする原因になってしまいます。

4. 路床(地盤)

そして、一番下にあるのが「路床」。これはもともとの地面の部分で、道路の土台となる場所です。そのままでは弱い場合もあるので、土を固めたり、改良材(セメントや石灰など)を使って強度を高めることもあります。

道路の下にはこんなものも!

道路の下には、構造部分だけでなく、さまざまな設備が埋まっています。

  • 排水設備:道路の下には雨水を排水するための管や側溝が設置されており、水がたまらないように工夫されています。
  • 地下埋設物:水道管、ガス管、電気ケーブル、通信ケーブルなど、生活に必要なインフラが道路の下を通っています。
  • 地下空間:都市部では、地下鉄や地下駐車場が道路の下にあることもあります。

まとめ

コンクリート舗装の道路の下には、単なる地面ではなく、いくつもの層が組み合わさっていることが分かります。これらの構造があるおかげで、道路は長期間にわたって安全に使えるようになっています。

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