はじめに
アルコール依存症・薬物依存症・ギャンブル依存症・・・
依存症にも様々な種類があります。
今回は今広がりつつある依存症について調べてみました。
依存症とは？
依存症とは特定の何かに心を奪われ、「やめたくてもやめられない」状態に陥ることだそうです。
依存症は主に2種類存在しており、「物質への依存」と「プロセスへの依存」です。
「物質への依存」
アルコールや薬物など、精神に依存する物質を原因とする依存症状のこと。
依存性のある物質の接種を繰り返すことにより、同じ量や回数では満足できなくなり、次第に使用量や回数が増え、最終的に使い続けなければ落ち着かなくなり、自分自身でもコントロールできなくなってしまいます。（一部の物質依存では使用量が増えないこともあります）
「プロセスへの依存」
物質ではなく特定の行為や過程に必要以上に熱中し、のめりこんでしまう症状のこと。
両方に共通していることは、繰り返す、より強い刺激を求める、やめようとしてもやめられない、いつも頭から離れないなどの症状が徐々に出てくるというところです。
依存症の問題点
飲酒や薬物使用、ギャンブルなどの行為を繰り返すことによって脳の状態が変化し、自分で自分の欲求をコントロールできなくなります。
そして徐々に飲酒や薬物使用、ギャンブルなどの行為を第一に考えるようになり、他のことがおろそかになることで、社会生活をしていくうえで優先しなければならない様々な活動を選択することができなくなるのです。
その結果、「睡眠や食事がおろそかになり、自身の健康を害す」「嘘をついて家族との関係を悪化させる」「仕事や学校を休みがちになり、続かなくなる」「隠れて借金をしたり、お金を工面するために手段を選ばなくなる」など、自分自身や家族の健全な社会生活に悪影響を及ぼす可能性が出てきます。
どうしてやめられないのか
人は誰しも、不安や緊張を和らげたり、嫌なことを忘れたりするために、特定の行為をすることがありますが、その行為を繰り返していくうちに脳の回路が変化して、自分の意志ではやめられない状態になってしまうことがあります。
これが「依存症」という病気なのです。
周囲が責めても、本人が反省したり後悔したりしても、また繰り返してしまう・・・それは脳の問題なのです。
決して根性がないとか意志が弱いからではありません。
依存症という病気は、条件さえ揃ってしまえば誰でもなる可能性があり、特別な人がなる病気ではありません。
依存症は治るのか
様々な助けを借りながら、止め続けることで飲酒や薬物使用、ギャンブルなどに頼らない生き方をしていくことは可能です。
依存症は糖尿病や高血圧のような慢性疾患と言われています。
そのため、しっかりとした付き合い方が大切とされています。
回復途上で止め続けることに失敗したときは、そこからまた止め続けることを再開することも大切です。
止め続けるためには、正直に自分の気持ちを言える場所があることや、孤立しない環境が大切です。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
自分自身がもしかしたら何かの依存症かもしれない、将来依存症になるかもしれないといった悩みがあるかもしれません。
また、自分の周囲にいる大切な人が依存症で悩んでいるかもしれません。
依存症にかかっている人を孤立させないことが大切で、依存症という病気を正しく理解し、対処法を学ぶことで正しく患者に接することが大切です。
今は専門の機関も多くあります。
本当に困ったら依存症であることを隠さず、勇気をもって専門の機関を頼ることも大切ですね。
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