梅雨に向けて(鹿児島市のグループホーム)

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はじめに

5月に入り、ゴールデンウィークも終盤になりました。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。

5月から6月にかけて梅雨がやってきます
梅雨はじめじめしていて気持ちも落ち込みやすいので苦手な方も多いと思います。
今回はその梅雨について書いていこうと思います。

梅雨とは

梅雨とは、春の終わりごろから夏の初めにかけて雨や曇りの日が多くなる気象現象のことをいいます。
この時期には日本の北側に発生するオホーツク海高気圧と日本の南側に発生する太平洋高気圧がぶつかり合うことで低気圧を伴う停滞前線ができます。
これが梅雨前線です。
梅雨前線は5月頃に発生し、太平洋高気圧の勢力拡大とともにゆっくりと日本を北上していきます。
そして、7月初めごろにはぶつかり合っていたオホーツク海高気圧の勢力が弱まることで、梅雨前線は勢力を維持できずに消滅します。
北海道には梅雨がないと言われていますが、それは北海道がオホーツク海高気圧の影響を受ける地域であるためです。

梅雨の悪影響と対処法

梅雨の時期は前線の中心にある低気圧も関係して体調を崩しやすい時期でもあります。
頭痛が起きたり、倦怠感疲労感不眠などの症状が出る方も多くみられます。
梅雨時期の体調不良は梅雨独特の湿度の高さ低気圧が関係していることが多いです。
湿度が高いと、体内の水分を汗や尿として排出しづらくなり、体の中で起こる消化吸収や水分の代謝がうまくいかなくなります。その結果として消化不良が起こったり、むくみが出たりします。
また、気圧が低くなると自律神経が乱れ副交感神経が優位になることで体はリラックスモードになるのですが、リラックスモードになると同時にだるさや眠気を感じるようになります。そして雨が増えるので活動量が減ることで、血行が悪くなり冷えや肩こりなどの症状が出やすくなります。

ではそういった症状を緩和させるためには何をしたらいいのでしょうか。

  1. 朝、太陽の光を浴びる
    太陽の光を朝浴びることで体内時計をリセットし、体を活動モードに切り替えることができます。
    曇りや雨でも太陽の光というのは雲を抜けて降りてきているので、起きたときにカーテンを開けて太陽の光を浴びるよう心がけましょう。
  2. カリウムを摂取する
    むくみを解消するには、体にたまっている余分な水分や塩分を排出しなければなりません。
    カリウムには体の余分な塩分を水分とともに排出する働きがあるので、むくみが気になりだしたら積極的に摂取することをおすすめします。カリウムは野菜や果物などに多く含まれているので、日頃から塩分を取りすぎていると感じている方は野菜や果物を多めに摂るようにするといいでしょう。
  3. 体を温める
    血行が悪くなることで体が冷え、肩こりなどを引き起こしてしまいます
    ストレッチをすることで血行がよくなり、自然と体が温まるので肩こりなども引き起こされにくくなります。ストレッチができない場合などは、温めたタオルなどを使って大きな筋肉や血管が集まっている場所をじっくりと温めると、身体全体の血行がよくなり冷えの解消やこりの防止ができます。

また、うつ症状を訴える方が増えるのも梅雨の特徴です。
気圧の変化による自律神経の乱れ、日照時間の減少による睡眠障害やセロトニン(精神を安定させる神経伝達物質)の減少による感情の乱れなどによってうつ状態を発症しやすくなります。
うつ症状の改善のためにも前述した取り組みに加え、生活リズムを整えるようにするといいでしょう。

おわりに

夏は待ち遠しいけれど、夏の前にやってくる梅雨を避けては通れません。
しかし、前もって梅雨時期に起こりやすい体調不良やその対処法を覚えていれば、梅雨時期も明るく楽しく過ごせるかもしれません。
もうすぐやってくる梅雨を少しでも楽に過ごせる手助けになれば幸いです。

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